2021.7.27

kazumiさん model|Living Tips

いろいろな制限に不便と感じる世の中でも
自分次第でほんの少し前向きな暮らしへとシフトできる。
OSAJI が出会う素敵な女性は、どんな変化をもたらし
どんな日常を過ごしているんだろう?
そこには学ぶべき暮らしのヒントがたくさんありました。

kazumiさん

model

奈良県出身。雑誌やCM、広告などで活躍。SNSを通じて発信する私服のコーディネートやインテリア、お取り寄せスイーツなど、素敵で自然体な暮らしぶりに人気を集めている。最近は様々なファッションブランドとのコラボアイテムが好評。スタイルブック「kazumi普段のおしゃれの作り方」(宝島社)が好評発売中。


思いきった引越しで
充実したおうち時間に

この1年で生活のスタイルががらりと変わりました。自粛生活が続くなか、今まで外に向いていた意識が内側に。大好きな旅や外出が制限された分、家の中や暮らしに目が向くようになりました。今までの暮らしも悪くなかったけれど、日々をもう少し丁寧に暮らせたら……と、昨年のGWあたりから物件を探しはじめ、昨年末に引越しをしました。北欧テイストのインテリアや食器が好きなのですが、そういう好きなものに囲まれた生活がしたいと思い、少しずつ買い揃えています。年末に向けてまた気持ちも新たに、家具を新しくしようと計画中。わたしも今年で35歳になるので40代に向けてのステップアップをしていこうかな、という想いで大人っぽい雰囲気になったらいいなとイメージを膨らませている最中です。⻑く愛用できる家具を買い揃え、そこに季節の花や観葉植物を飾るのが日々の定番になりました。近所には素敵なお花屋さんがあるので、ペットのカブキとお散歩がてら一緒に買いに行ったり、神楽坂にあるお花屋さん<te-n.>にお願いしたり。お花はこまめに水をかえなければ⻑持ちしないので、花や植物と向き合う時間も増えました。

日々の暮らしに目を向け
はじめた家庭菜園が私的ヒット

澄んだ空気が流れるベランダで何かをしたいと思ってはじめたベランダ菜園。ハーブやトマト、ナス、ピーマンなどが連日の暑さですくすく、というよりもりもりと成⻑中です。わたし、食いしん坊なので食べられるものばかりなんですよね(笑)。苗のほとんどは⻘山にある<SOLSO FARM>に何度も足を運んでコツコツ植えました。土をいじって水をやり、ハーブの葉を少しずつとっていたらあっと言う間に1日が終わることにびっくり。でも、なんでかリフレッシュできるんですよね。自分の暮らしに目を向けることで、なんでこんなに晴ればれとするんだろう!ってくらいご機嫌になれたんです。仕事から少し離れ、全く違うことをやってみたら楽しくてはまってしまい、まわりの友だちにもおすすめしています。もちろんすぐやめたものとかたくさんありますよ。編み物もやりましたが、続かないし向いてないと思いすぐやめちゃいました。そのとき、苦手なものはやらないって決めたんです。無理する必要はない、自分ができるところを、得意なことを伸ばしていった方がいいと思ったんです。

SNSで好きを発信することで
仕事の幅も広がった

わたしは食べることが大好き。でも、コロナ禍で外食がなかなか難しい状況になり、お取り寄せをしてみたら楽しくなって。いろんな場所の美味しいものを取り寄せて、その地に行った気分を少しでも味わえるのも楽しみのひとつに。とくに和菓子が大好きで、時間があればすかさず和菓子リサーチをするほど。そんな好きなものや興味のあることをSNSを通してフォロワーさんたちと共有できたらと思い、今年の1月末にYouTubeを開設、不定期でインスタライブをするということをはじめました。仕事だからやっている、というよりは好きなことを発信しています。プチプラファッション、お家のインテリア、お取り寄せ情報など。YouTubeはまだまだ手探りなので失敗することもあり、1人反省会をすることもしばしばですが、すぐにスイッチを切り替えられる方なので、笑い飛ばして次また頑張ろうと思います。ピンチはチャンスではないけれど、悪いことばかりじゃない、やれることをコツコツとやっていると見てくれる人が増え、仕事にもつながっていくということを実感しました。

(写真上)あんみつ450円/みはし https://www.mihashi.co.jp/
(写真下)球体最中笑美玉(12個入り)2,009円/甘音屋 https://www.kamada-amaneya.com/

気になるものは取り入れ
自分らしさを見つける

もともと香りものは好きだったんですが、おうち時間が⻑くなったことでより好きになりました。お香やディフューザー、キャンドルなど、場所ごとに好きな香りのものを置いています。スキンケアも好きな香りでテンション上げてしっかりケアし、メイクに関してもカラーメイクや明るい色のネイルを楽しむように。マスク生活なので、見えている部分だけでもハッピーオーラ出したいですよね。朝は早起きをして掃除をし、植物に水をあげ、お香をたく。カブキとのいちゃいちゃ時間を堪能し、ちょっぴり苦手な料理をできる範囲で楽しんで作る。今はSNSなどでさまざまな情報をすぐ取り入れられる時代。そこで気になるものは取り入れて、試行錯誤しながら自分らしさを見出していく。何においても自分が楽しいと思えることがわたしにとっては大切なことなんだとこの1年で気づきました。

photo_Miho Kakuta
edit & text_Kozue Takenaka